2017年6月16日金曜日

論文が掲載されました

Leviathan: A Journal of Melville Studies 最新号に論文が掲載されました。以下のリンクで読めます:

https://www.academia.edu/16964105/Writing_a_Durable_Mark_A_Community_of_Isolatoes_in_Melvilles_John_Marr_and_Other_Sailors

この論文はメルヴィル晩年の詩集、John Marr and Other Sailors を論じたものになっています。タイトルは "Writing a Durable Mark: A Community of Isolatoes in John Marr and Other Sailors" です。現在取り組んでいる研究テーマ、solitudeに関して書いたものです。

Leviathan には二度目の掲載で、メルヴィルを中心に研究してきた身としては嬉しい限りです。とはいえ、論文を投稿したのは2年以上前、掲載が最終的に受理されたのは2015年の10月だったので、ここまで長い道のりでした。ようやく出版されてほっとしています。

英語圏での査読論文はこれで四本目になります。海外で論文を出してもなかなか日本の方には届きづらいので、今回の論文出版をきっかけに、仕事の告知用としてブログを始めてみました。よろしくお願いします。

『週間読書人』で拙著が取り上げられました

12月20日刊行『週間読書人』の「2024年回顧--収獲動向」という特集で、拙著『誘惑する他者:メルヴィル文学の倫理』が取り上げられました。評者は福岡女子大学の長岡真吾先生です。 「海外学術誌に掲載された論文を日本語にしてまとめた精緻な労作」と紹介してくださっています。ありがとう...