立教大学英米文学専修発行の『英米文学』第85号に、『誘惑する他者:メルヴィル文学の倫理』の書評が掲載されました(pp. 37-40)。評者は同大学院生の梅澤琉登氏です。
本書全体の狙いをまとめつつ、各パートから一つずつ章を選んで、それぞれの章に詳しく考察と評を書いてくださっています。「本書は、メルヴィルや19世紀のアメリカ文学に興味がある人々だけでなく、広く文学に関心を持つすべての人々に読まれるべき一冊」と書いていただきました。ありがとうございます。
実際、本書を法政大学出版局から出版したのも、アメリカ文学研究の外の人たちにも読まれたいと思ったからでした(同局はアメリカ文学関係の本を出版したことはありません)。ちょうど出版から一年が経過しましたが、今後も本書が専門の垣根を超えた多くの読者に届くことを心から願っています。