2024年2月9日金曜日

単著が出版されます

三月上旬ころに、私にとっての二冊目の単著が出版されます。書誌情報は以下のとおり:

古井義昭『誘惑する他者:メルヴィル文学の倫理』(法政大学出版局、2024年)

ちょうど出版社のHPにも情報が出ました:https://www.h-up.com/books/isbn978-4-588-49522-9.html

出版社による宣伝文も以下に引用します:

『白鯨』『ビリー・バッド』『バートルビー』をはじめ、安易な解釈を許さない数々の問題作で知られる19世紀米国の大作家メルヴィル。その主要作品群を精読し、誘惑すると同時に理解を拒絶する他者、配達不能郵便(デッドレター)のモチーフ、孤独や共同体や帝国主義的暴力の問題など、書くこと/読むことの根源に関わるテーマを徹底的に掘り下げる。読解への最高の手引きとなる一冊、ここに誕生!

ちょうど校了したところで、あとは装丁を決めるだけというところまで来ています。本書については色々と思い入れもあるので、このブログで書いていこうと思います。

宣伝のためにTwitterも久しぶりにやってみようかと思いましたが、面倒くさそうなのでやめておきます。SNSをやっている人は私の代わりにどうか宣伝してください。

日本英文学会のシンポジアムに登壇します

来週末に東北大学にて日本英文学会全国大会が開催されますが、最終日の5月5日(日)にシンポジアムに登壇します。詳細は以下の通り: 第9部門(B棟2階B202教室) 健康・病・障害:19世紀アメリカ文学の新展開 司会・討論 中央大学教授 髙尾直知 講師 青山学院大学教授 古屋耕平 講...