2021年12月31日金曜日

J19最新号に日本特集が掲載されました

 19世紀アメリカ文学分野を代表するジャーナル、J19: The Journal of Nineteenth-Century Americanistshttps://j19.pennpress.org/home/)の最新号に、日本の19世紀アメリカ文学研究を紹介する特集が掲載されました。

この企画は私が編集サイドに持ち込んだもので、"Japanizing C19 American Literary Studies"と題しています。私がイントロを執筆し、巽孝之先生、石原剛先生、鵜野ひろ子先生、高橋勤先生(掲載順)にご寄稿をお願いし、それぞれのご専門に沿って、日本における19世紀アメリカ文学研究をご紹介いただきました。

この企画では、日本の研究を紹介するだけでなく、日本人がアメリカ文学を研究する意義について考えることも意図しています。

最新号はどうやらアメリカ国内では紙媒体では届き始めているようですが(日本に届くのはまだ先でしょう)、Project Muse上で公開されるのはまだもう少しかかるとのこと。ゲラは見ているのですが、早く公開されるのが待ち遠しいです。

この企画の刊行記念として、1月29日(土)の13時からZoomを用いたワークショップを開催予定です。また詳細が決まり次第、各所で宣伝します。

『週間読書人』で拙著が取り上げられました

12月20日刊行『週間読書人』の「2024年回顧--収獲動向」という特集で、拙著『誘惑する他者:メルヴィル文学の倫理』が取り上げられました。評者は福岡女子大学の長岡真吾先生です。 「海外学術誌に掲載された論文を日本語にしてまとめた精緻な労作」と紹介してくださっています。ありがとう...