2021年7月27日火曜日

American Literature誌で拙著が書評されました

American Literature最新号で、拙著Modernizing Solitudeが長文書評欄で取り上げられました:

Colatrella, Carol. American Literature, vol. 93, no. 3, 2021, pp. 525-28. 

本書で私は、日米の方法論を架橋しようとしたので、日本だけでなくアメリカでも認知されることを望んでいました。日本では幸運なことに多くの方が書評してくださいましたが、これまでアメリカであまり取り上げられることがなかったのを残念に思っていたところ、ようやくアメリカでも書評が出始めました。アメリカの大学出版局から出版しなければこのように取り上げられることはありえなかったので、苦労して出した甲斐がありました。

American Literatureの書評欄はいつも読んでいる側で、いつか載る側に回ってみたいと思っていたので、念願が叶った気持ちです。これでアメリカでの書評は、Leviathan: A Journal of Melville Studies, Nineteenth-Century Prose、そして今回のAmerican Literatureと3本出たことになります。アメリカの書評は出版されてから2、3年かかる場合もあるので、これからもう少し出るかもしれません。

書評は自分の本の存在を認識してくれるものですから、こうやって日米の多くの方に取り上げてくださり、本当にありがたく思います。

2021年7月21日水曜日

Modernizing Solitude書評

単著Modernizing Solitude刊行から二年以上が過ぎ、ありがたいことに書評していただくことが増えてきました。以下にその情報をまとめておきます。

【日本語】
*斎木郁乃『アメリカ学会会報』、no. 204、2020年、p. 4。 
*巽孝之「アメリカ小説と批評の研究」『英語年鑑2020』研究社、2020年、p. 13。
*橋本安央『アメリカ文学研究』第57号、2021年、pp. 8-14。
*髙尾直知『アメリカ研究』第55号、2021年、pp. 195-200。
*貞廣真紀『立教アメリカン・スタディーズ』2021年、pp. 99-103. 

【英語】
*Cook, Jonathan A. Leviathan: A Journal of Melville Studies, vol. 22, no. 1, 2020, pp. 111-15. 
https://muse.jhu.edu/article/750717
*Morooka, Yuma. The Rikkyo Review, no. 80, 2020, pp. 69-72.
*Furuya, Kohei. Sky-Hawk: The Journal of the Melville Society of Japan, no. 7, 2020, pp. 101-06.
*Sak, Alexandar Taras. Studies in English Literature, no. 62, 2021, pp. 63-68.
*Hay, John. Nineteenth-Century Prose, vol. 48, no. 1/2, 2021, pp. 218-22. 
*Colatrella, Carol. American Literature, vol. 93, no. 3, 2021, pp. 525-28. 
*McGettingan, Katie, and Rebecca White. "American Literature to 1900." The Year's Work in English Studies, 2021, p. 10. 
Matteson, John. "Melville." American Literary Scholarship, 2019, pp. 33-51. 

『週間読書人』で拙著が取り上げられました

12月20日刊行『週間読書人』の「2024年回顧--収獲動向」という特集で、拙著『誘惑する他者:メルヴィル文学の倫理』が取り上げられました。評者は福岡女子大学の長岡真吾先生です。 「海外学術誌に掲載された論文を日本語にしてまとめた精緻な労作」と紹介してくださっています。ありがとう...