2017年6月21日水曜日

研究発表のお知らせ

7月28日(金)に成蹊大学において、現在取り組んでいる研究テーマ、solitudeについて研究発表を行います。発表タイトルは 「Networked Solitude: John Marr and Other Sailors における孤独の共同体」です。

詳細は以下をご覧ください:http://shimokobe.net/md2/

基本的には、先日アメリカの雑誌で出版された John Marr and Other Sailors 論に基づいた内容になりますが、2015年に提出した博士論文の内容、そして現在取り組んでいる研究プロジェクトに関しても触れる予定です。

どなたも参加可能ということなので(事前連絡が必要なようですが)、ご興味があればお越しください。

2017年6月16日金曜日

論文が掲載されました

Leviathan: A Journal of Melville Studies 最新号に論文が掲載されました。以下のリンクで読めます:

https://www.academia.edu/16964105/Writing_a_Durable_Mark_A_Community_of_Isolatoes_in_Melvilles_John_Marr_and_Other_Sailors

この論文はメルヴィル晩年の詩集、John Marr and Other Sailors を論じたものになっています。タイトルは "Writing a Durable Mark: A Community of Isolatoes in John Marr and Other Sailors" です。現在取り組んでいる研究テーマ、solitudeに関して書いたものです。

Leviathan には二度目の掲載で、メルヴィルを中心に研究してきた身としては嬉しい限りです。とはいえ、論文を投稿したのは2年以上前、掲載が最終的に受理されたのは2015年の10月だったので、ここまで長い道のりでした。ようやく出版されてほっとしています。

英語圏での査読論文はこれで四本目になります。海外で論文を出してもなかなか日本の方には届きづらいので、今回の論文出版をきっかけに、仕事の告知用としてブログを始めてみました。よろしくお願いします。

『週間読書人』で拙著が取り上げられました

12月20日刊行『週間読書人』の「2024年回顧--収獲動向」という特集で、拙著『誘惑する他者:メルヴィル文学の倫理』が取り上げられました。評者は福岡女子大学の長岡真吾先生です。 「海外学術誌に掲載された論文を日本語にしてまとめた精緻な労作」と紹介してくださっています。ありがとう...