2020年7月10日金曜日

ワークショップのお知らせ

7月26日に開催の以下のワークショップに参加します。どなたでも参加自由のようなので、興味がある方はぜひどうぞ。私はディスカッサントとして登壇します。

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ワークショップ「文学批評の再検討――ポストクリティークあるいは批評の再興?」
Reconsidering Literary Criticism: Postcritique or the Revival of Criticism?
2020年7月26日(日)午後1時〜4時

概要:1970年代以降、英語圏ではさまざまな文学理論・批評理論が台頭しましたが、現在の英米文学研究のパラダイムが広義の「歴史主義」に規定されていることはほぼ間違いないでしょう。しかしながら90年代半ば以降から徐々に、Eve Kosofsky Sedgwickの“reparative reading”やRita Felskiのいう“postcritique”、Isobel Armstrongの “radical aesthetics”、さらに最近ではJoseph Northの唱える“criticism”の再興など、支配的な歴史主義的研究手法への批判や代替案が頻繁に提起されてきています。このワークショップでは、こうした近年の動向を受けて、歴史主義以後の現在「文学批評」にはどんな新たな可能性があるのかを考えます。

司会 秦 邦生(東京大学准教授)
発表 勝田悠紀(東京大学博士課程)
   岸まどか(ルイジアナ州立大学研究員)
   町本亮大(ロンドン大学UCL博士課程)
応答 古井義昭(立教大学准教授)

このワークショップはZoomで開催します。参加ご希望のかたは7月24日(金)までにご連絡ください。連絡先はチラシをご覧ください。

主催「英国モダニズムにおける反心理学の系譜に関する学際的かつ国際的研究」(基盤研究(B)研究代表者・遠藤不比人)


『週間読書人』で拙著が取り上げられました

12月20日刊行『週間読書人』の「2024年回顧--収獲動向」という特集で、拙著『誘惑する他者:メルヴィル文学の倫理』が取り上げられました。評者は福岡女子大学の長岡真吾先生です。 「海外学術誌に掲載された論文を日本語にしてまとめた精緻な労作」と紹介してくださっています。ありがとう...