2021年3月23日火曜日

『深まりゆくアメリカ文学ーー源流と展開』が出版されました

本日から、竹内理矢・山本洋平編『深まりゆくアメリカ文学−−源流と展開』(ミネルヴァ書房)の発売が始まりました。アメリカ文学の教科書です。

出版社HP: https://www.minervashobo.co.jp/book/b557650.html

Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4623090779/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_0B7Z9ANH75Q9HTKFRGVK

数十人のアメリカ文学研究者が寄稿しており、私も三つほど項目を執筆させていただいています。チャールズ・ブロックデン・ブラウン『ウィーランド』、ハーマン・メルヴィル『白鯨』、「書記バートルビー」について書いています。

作家紹介や作品紹介だけでなく、アメリカ文学史の重要なトピックの説明もふんだんに盛り込まれており、まさに包括的な教科書になっています。

私のような専門家も勉強になる情報がたくさん書いてあり、研究者でも読みごたえ十分です。もちろん、基本は大学一年生でもわかるような平易な書かれ方で統一されています。

ぜひ多くの方々にお手にとっていただきたいと思います。

阿部幸大さんの新著に推薦文を寄せました

阿部幸大さんの新著 『ナラティヴの被害学』(文学通信) が手元に届きました。画像のとおり、この本に私が推薦文(blurb)を寄せています。 面白いのが、帯を外しても推薦文が表紙にそのまま印刷されていることです。これはアメリカの学術書を意識したもので、向こうの研究書も通例、表紙にそ...